2025年4月入社の遠藤です。
今回はAI(人工知能)についてお話いたします。
研修の際、AIについて面白い話が聞けたので、皆さんにもお伝えしたいと思います。
AI(人工知能)とは
AIとは、機械学習アルゴリズムを用いることですべての動作を明示的に指示しなくても、機械自身が考え、実行できる技術です。
最初からすべてをできるわけではなく、与えられたデータから学習し、様々なことを自らで判断することができるようになっていきます。
AIはその知能レベルによって下記の3種類に大別されます。
・特化型AI(ANI)
特定のタスクに特化したAI。
・汎用AI(AGI)
人間と同等の知能を有したAI。
・超知能AI(ASI)
人間の知能を超えたAI。
現時点のAI
現在のAIの知能レベルはANI、特化型AIの段階です。
業務や私生活でも日常的に使われるようになったAIも、人間には容易にできるが、機械自身が判断するには難しいタスクが存在するという点において、いまだ汎用AIとは呼べない段階です。
しかし、対話型の生成AIによってさまざまなタスクの実行が可能となり、汎用AIへと近づいています。
AIの汎用性は多くの企業の研究によって現在も飛躍的に向上しているのです。
AIの今後
特化型AIである現在のAIが汎用AIとなるには、AIが人間と同程度の知能を有する必要があります。
現時点での課題には、以下のようなものがあげられます。
・少ない情報からの仮説立案
・身体性を伴う情報収集
・感情の理解
etc…
これらの課題を解決するには、自己学習能力の強化、身体性などの要素を獲得する必要があります。
汎用的な働きをするには、遠い未来のような話に聞こえますが、今後10年以内に汎用AIは実現されるとされています。
人やモノとふれあい、情報を自ら取得し、少ない情報からでも判断する知能を有する技術の研究が、日々されています。
また、現段階ではASI、超知能AIはまだ理論的な概念に過ぎませんが、汎用AIが実現すれば超知能AIに進化する可能性が高いと考えられています。
まとめ
技術の進歩はすさまじく、人間の暮らしを快適にする一方で、AIの進化によって、雇用が奪われる等のリスクが生じることもあります。人間の働き方も大きく変わっていくことでしょう。
人と同等の知能を有し、身体性を獲得したとしても、人々に受容されなければ、その価値を発揮することができません。新しい技術との上手な向き合い方も探していかなくてはいけないと感じました。
基礎的な知識を学び、その証明となる「生成AIパスポート」という資格試験も存在するようです。生成AIについて正しく理解するために受験するのもよいかもしれません。
今回のお話は以上となります。
ありがとうございました。
