福岡拠点の宮里です。
社内用にGitlab環境を構築しました。
当初は、必要なミドルウェアをひとつひとつソースからインストールして、Gitlab環境を作ろうとしていたのですがこれが大変。今回はまっさらな環境に構築するというのと、ソースからインストールした場合は導入後の管理の手間もかかるという理由もあり、おとなしく公式パッケージからインストールすることにしました。
公式パッケージを使用すると、当たり前ですが本当に楽ちん。1時間ぐらいで初期設定まで完了します。
Gitlabの公式ドキュメントでも、わざわざ一番最初に”パッケージからインストールすることをおすすめするよ”と書いてあるのですが、ちゃんと言うこと聞いておけば良かったと今回本当に身に染みました。
Omnibusパッケージのインストールを検討する
ソースからのインストールは多くの作業とエラーが発生しやすいので、高速で信頼性の高いOmnibusパッケージのインストール(deb / rpm)を強くお勧めします。
あと、最低限の使用でもハードウェアリソースの要件が意外と高く、まず最初に導入するサーバーのスペックが要件を満たしているか確認することをおすすめします。スペックが足りてないと、インストールしたあとに500エラーが頻発します(/д\)
公式パッケージを使用するのであれば、やることは簡単です。
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#ライブラリのインストール sudo yum install curl policycoreutils openssh-server openssh-clients #gitlabのインストール curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.rpm.sh | sudo bash sudo yum install -y gitlab-ce #設定ファイルの修正(gitlab.rb) #URLの設定 external_url 'http://hogehoge.com' #必要があれば各ミドルウェアのポートの割り当てを変更 postgresql['port'] = 5432 redis['port'] = 6739 unicorn['port'] = 8080 #以下、設定値はサーバーと応相談 #PostgreSQLの共有メモリのサイズ指定 postgresql['shared_buffers'] = "256MB" #unicorn の実行プロセス数の変更 unicorn['worker_processes'] = 2 |
設定ファイルを修正後、Gitlabの再構成コマンドを実行します。
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gitlab-ctl reconfigure gitlab-ctl start |
サーバーのIPへアクセスして、Gitlab管理ユーザーのパスワードを変更したらインストールは完了です。
公式ドキュメントをちゃんと読んで確認することはしっかり確認しよう、というお話でした。